【モロッコ旅】ツアーの選び方(周遊都市、日数、航空会社等の考察)
2018~2019年 年末年始に添乗員同行のツアーでモロッコに行きました。
普段は個人で旅行することが多いのですが、今回は行き先がモロッコだったので、無難にツアーで周遊しました。
参加したツアーは10日間、エールフランス航空利用、ラバト、シャウエン、フェズ、ヴォルビリス遺跡、メクネス、イフレン、エルフード、ワルザザード、アイト・ベン・ハッドゥ、マラケシュ、アルジャディーダ、カサブランカを巡るものでした。
各旅行会社のさまざまなツアーがありますが、シャウエン、フェズ、エルフード、メルズーガ、ワルザザード、アイト・ベン・ハッドゥ、マラケシュはほぼすべてのツアーで行くようになっています。
そこでまずはラバト、ヴォルビリス遺跡、メクネス、イフレン、アルジャディーダ、カサブランカの観光内容について書きたいと思います。
ラバト
モロッコの首都です。モロッコにアクセスするにはカサブランカ空港か、ラバト空港を使うことになります。(カサブランカ空港の方が便数が多いです)
参加したツアーではシャウエンにアクセスするのにラバトの方が近いために、ラバト空港から入ったようでした。
ラバトでは世界遺産のウダイヤのカスバ、ムハンマド5世霊標、ハッサンの塔の下車観光がありましたが、写真を撮るだけで、しかも朝8~9時の暗い中での観光だったため、正直、ラバト観光はなくてもよかったかなと思いました。
ヴォルビリス遺跡
ローマ時代の遺跡、世界遺産です。似たような遺跡はイタリアを始め、いろんな場所で見られるので、あえてここが含まれるツアーを選ばなくていいと思います。
メクネス
世界遺産のマンスール門、ムーレイ・イスマイル廊の下車観光でしたが、こちらもさらっと見て写真を撮っただけなので、なくてもよかったかなと思いました。
イフレン
現地ガイドによると「モロッコのスイス」と言われているようで、ヨーロッパ風の建物が立ち並ぶ、美しいアルペンリゾートです。
20分ほど自由時間がありましたが、トイレを利用するにはカフェ利用が条件でした。トイレに行って、カフェで飲み物を頼むと散策する時間はほとんどありません。
アルジャディーダ
世界遺産となっています。大西洋に面した、ポルトガル風の建物が立ち並ぶビーチリゾートです。参加したツアーでは初めての海だったので、テンションが上がりました。
アルジャディーダでなくても、海沿いの街(エッサウィッラやタンジェなど)の観光が含まれているツアーの方が海、山、砂漠などモロッコのいろんな風景が楽しめていいと思います。
モロッコでは一番人口が多く、治安の悪い大都市です。
ハッサン2世モスクは美しくて、感動しましたが、街をぶらぶらしたいとは思いませんでした。
ここから先はほとんどのツアーに含まれるシャウエン、フェズ、エルフード、メルズーガ、ワルザザード、アイト・ベン・ハッドゥ、マラケシュをご紹介します。
シャウエン
以前に記事を書いているのでこちらをご参照ください。
フェズ
1000年以上続く世界最大級の迷宮都市です。ごちゃごちゃと店が並び、個人では確実に迷子になります。
なめし革染色所や陶器、モザイク製品の工場にも行きました。
ツアーでの観光で十分楽しめると思います。昼食で行った、貴族の屋敷を改装したというレストランは素晴らしかったです。
モロッコ フェズのレストラン イスラム建築、素晴らしいです。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
エルフード
サハラ砂漠観光の玄関口です。フェズからエルフードまで500キロ以上、バスで7時間以上の道のりですが、モロッコの風景は地域によって全然違うので、移動中も楽しめます。
メルズーガ大砂丘見学・日の出鑑賞
以前に記事を書いているのでこちらをご参照ください。
ワルザザード
映画の街です。グラディエーターなど数々の映画のロケ地になっています。
いいホテルが少ないようで、ドライヤーなしの全くこだわりを感じない部屋でした…
ガイドと添乗員曰く、ワルザザードにはいいホテルがほとんどないそうです。
アトラススタジオという、映画撮影所があります。
モロッコは物価が安いため、映画撮影に使われることが多いんだそうです。
アイト・ベン・ハッドゥ
世界遺産です。土壁の建物が並びます。ここでも数々の映画撮影が行われています。
「ゲーム・オブ・スローン」という、おすすめの海外ドラマのロケ地にもなっています。
買い物するならマラケシュのスークが楽しいです。
イヴ・サンローランの愛したマジョレル庭園
マラケシュでは自由行動のあるツアーがおすすめです!!
日程
10日間のツアーでしたが、けっこうハードでした。
マラケシュで半日自由行動があったのがよかったです。
自由行動のときにハマムに行きました。
日程が詰め込まれ過ぎていたり、1日の移動距離の長いツアーは避けた方がいいと思います。 1日のほとんどが移動時間ということになりかねません。
航空会社
モロッコへはエールフランス航空だけが同日到着できるので参加したツアーではそれを売りにしていました。
しかし実際はパリでの乗り継ぎ時間が5時間以上で、免税店も少なかったです。
ホテルに着いたは深夜0時すぎだったため、かなり疲れました。
実際のフライトスケジュール
成田10:55→パリ15:40 パリ21:00→ラバト23:55
カサブランカ8:10→パリ11:25 パリ13:15→成田9:10
帰りは逆に乗り継ぎ時間が短く、免税店などをのぞく時間はありませんでした…
気になるブランドのお店がたくさんあったので残念でした。
エールフランス航空は2回目でしたが、他の航空会社と比べて、ビジネスクラスもエコノミーも席が狭いです。料理もイマイチでした。
このフライトスケジュールなら、カタール航空やエミレーツ航空で深夜に日本を出発して、昼すぎにつくフライトでも悪くない気がしました….